ドライクリーニングと水洗いの違い
ドライクリーニングと水洗い(家庭洗濯)との違いを調べてみたいと思います。
まずは容器に ドライクリーニング溶剤(ドライソープを含む) と 水(家庭用ウール洗い専用洗剤を含む) を入れます。
(画像は全てクリックすると拡大します)
左がドライ溶剤、右は水。
試験布としてウール生地、そして負荷を与える為にガラス玉を用意しました。
ウール生地を4枚、ガラス玉を7個ずつ入れます。
ふたをシッカリと閉めてから、10分程度同じ度合いでシェイク。
その後、ウール生地を取りだして自然乾燥。
(水の試験布はすすぎを2度行った後自然乾燥)
乾燥後の試験布。
ドライ溶剤の試験布はあまり変わりありませんが、水の試験布は変化しています。
ウール糸1つを取ってみても、水の方は繊維が水を含んで膨潤(膨らんでいる)います。
その状態で強い摩擦や力が加わると、損傷を受けやくなります。
その点、ドライ溶剤の試験布は変わりありません。
この状態で汚れを落とす事が出来るクリーニングがドライクリーニングなのです。