ドライクリーニング機の フィルター(カートリッジ) や カーボン(活性炭) の交換を機材商さんに任せている方もいらっしゃると聞きます。

 

溶剤管理に直結する事ですので、機械のメンテナンスも出来るのであれば自分でしたいものです。

 

 

メーカーによってドライクリーニング機の仕様が違いますが、ご参考になれば。

(使用実機 山本製作所 DO1-16D)

 

手動でドラム内に溶剤を可能な限り送りこみます。

(一定量に達すれば、それ以上は溜まりません)

一定量に達した状態。

 

ドラム内に溶剤を溜めた後、フィルター(カーボン)タンク内の溶剤を抜く為にコック(赤丸部分)を開きます。

 

この状態で丸1日程度放置。

 

 

フィルタータンクもしくはカーボンタンク内の溶剤が抜けた状態になれば交換作業開始です。

 

 

留め具を外します。

フィルターを梱包してあったポリ袋やごみ袋を被せてフィルターを引き出します。

(床面には新聞紙等を敷いて溶剤で汚れるのを防ぎます)

 

フィルター(カーボン)を取り除いた後、フィルター(カーボン)タンク内に残った残留物をペーパータオルなどでキレイに取り除きます。

 

新しいフィルター(カーボン)をセットします。

 

シッカリと閉めます。

 

留め具を対向に同じ力加減で閉めて行きます。

 

初めは軽く 「 閉まる感覚 」 が分かる程度に全ての留め具を対向に閉めて行きます。

 

全てを 「 軽く閉まる感覚 」 まで閉めれば、今度は最終的に力の限り目いっぱい閉めます。

 

道具を使用して閉めるのではなく、あくまでも自分の力で閉めます。

(道具を使用すると次に回せなくなる可能性がありますので)

 

 

全ての留め具を閉じて、周りをキレイに拭いたら終了です。

 

 

ドライ機の電源を入れドラム内の溶剤をベースタンクに落とし、フィルタータンクのコックを閉じて溶剤が溜まるようにします。

 

溶剤が汚れている場合はキレイになるまで溶剤を循環させます。

 

 

電源を落として終了です、お疲れさまでした。